英語を話せるようになりたいと思っても、最初は何を話せばいいのか分からないことが多いでしょう。簡単な表現なのに、英語になると何も話せない…。そういうこともあると思います。この記事では、英会話初心者がすぐに使える便利なフレーズをシーン別に紹介します。まずは覚えて、積極的に使ってみてください。
挨拶・返事
日常のあいさつや簡単な返事です。使う機会が多いため、英語での会話をスムーズに始められるでしょう。
How’s it going?(調子はどう?)
友人や知り合いと会ったときに使います。「I’m good.(元気だよ)」などと答えるのが一般的です。”Good.” や “Not bad.” などが一般的です。
例文
A: Hey! How’s it going?(やあ!調子どう?)
B: I’m good, thanks! How about you?(元気だよ、ありがとう!君はどう?)
What’s up?(最近どう?/何してるの?)
使うシーンは「How’s it going?」と似ています。かなりカジュアルな挨拶として使われます。挨拶以外にも、「何してるの?」というニュアンスで使うこともあります。
映画などでもたびたび出てくる表現ですので、出てきたら、どのようなシーンで使われているか考えてみると良いでしょう。
例文
A: Hey! What’s up?(やあ!最近どう?)
B: Not much, just relaxing. How about you?(特に何も、ただリラックスしてるよ。君は?)
Long time no see!(久しぶり!)
しばらく会っていなかった人と再会したときに使います。フォーマルな場面ではあまり使われず、友人や知人とのカジュアルな会話でよく使われます。
よりフォーマルな場面では、”It’s been a long time.” などが適しています。
例文
A: Long time no see! How have you been?(久しぶり!元気だった?)
B: I’ve been good, thanks! How about you?(元気だったよ、ありがとう!君はどう?)
相槌・リアクション
相手の話に自然に反応できるように、よく使われるフレーズを覚えましょう。一言でも、パッと返せると会話がはずみやすくなりますよ♪
Sounds good!(いいね!)
相手の提案や予定に賛成するときに使います。「Let’s do it!(やってみよう!)」と続けることもできます。
“Sounds 〜” は覚えておくと便利です。「〜」には形容詞が入り、「〇〇(形容詞の意味)そう」となります。例えば “Sounds interesting!”(面白そう!)、 ”Sounds fun!” (楽しそう!)、”Sounds difficult”(難しそう)などです。相手の話に対して端的に感想を述べるときに使えますね。
例文
A: Let’s grab lunch at 1 PM.(1時にランチに行こうよ。)
B: Sounds good!(いいね!)
That makes sense.(なるほど。)
相手の説明が納得できるときに使います。make senceで「理にかなっている」という意味になります。
例文
A: I don’t really like crowded places, so I prefer going to quiet cafés.(混んでる場所があんまり好きじゃないから、静かなカフェに行くのが好きなんだ。)
B: Ah, that makes sense. I totally get it.(なるほど、わかるよ。)
I see.(そうなんだ。)
「なるほどね」「そうなんだ」といった軽い相槌として使われます。カジュアルな相槌として使いやすいので、日常会話でよく登場します。
例文
A: You should bring a jacket; it might get cold later.(ジャケットを持って行った方がいいよ、後で寒くなるかもしれないから。)
B: I see, I’ll grab one just in case.(なるほど、念のためジャケットを持って行くよ。)
No way!(まさか!)
驚いたときや信じられない話を聞いたときに使います。たとえば、”I just won the lottery”!(宝くじ当たったよ!)や”My phone fell into the toilet…”(スマホがトイレに落ちちゃった…)などには “No way!”と返せます。
感謝・謝罪
感謝や謝罪の表現は、英語でのコミュニケーションを円滑にするために大切です。これらの表現も、使えると会話や人間関係が円滑になるでしょう。
My bad.(ごめん、俺のせいだ。)
“Sorry.” よりもカジュアルな表現なので、フォーマルな場面では使わず、友達同士などのラフな会話で使うのが適しています。また軽いミスやちょっとした誤解をしたとき、謝るほどではないが自分のせいだと認めるときに使います。心から謝りたいときには、軽すぎる場合があるので注意しましょう。ニューヨーク出身の友だちに、日本語でいう「ごめん」くらいの軽いテンションで “My bad.” と使ったとき、「ナチュラルだね!」と言われました。謝るときといえば、やはり “Sorry” が多い中、使えるとカッコイイかもしれませんね!
例文
A: You took my pen by mistake!(私のペン取ったよね!)
B: Oh, my bad! I didn’t mean to.(あ、ごめん!わざとじゃなかったんだ。)
雑談・ちょっとした会話
会話の流れを自然にするために、日常的によく使われるフレーズを紹介します。
I have no idea.(全然わからない。)
質問されたけれど答えが分からないときに使います。「分からない」というと “I don’t know” が浮かびますが、”I have no idea.” はより丁寧で優しい印象になります。 “I don’t know”はシンプルで直接的な表現ですので、特に感情的に強く表現したいときや、少しカジュアルな会話で使います。どちらも日常会話でもよく使われるので、その時々によって使い分けると良いでしょう。
例文
A: Do you know when the train leaves?(電車はいつ出発するか知ってる?)
B: I have no idea. Sorry.(全然わからない、ごめん。)
It’s up to you.(君に任せるよ。)
選択や決断を相手に委ねるときに使います。選択肢がいくつかあり、相手に決めてもらいたいときや、計画を立てる際に相手に決定を任せるときに使用します。
例文
A: Should we meet at 5 or 6?(5時か6時、どちらがいい?)
B: It’s up to you. I’m fine with either.(君に任せるよ。どちらでも大丈夫。)
I’m not sure.(よく分からないな。)
「よく分からないな」「確信が持てない」という意味で、答えがはっきりしていないときに使います。自分の考えや意見に自信がないときや、質問に対して明確な答えがわからないときです。
例文
A: How many people are coming to the party?(パーティーに何人来る予定?)
B: I’m not sure. I haven’t heard the final count yet.(よく分からないな。まだ人数は聞いてないよ。)
Take care!(気をつけてね!/元気でね!)
別れ際に使うフレーズで、「気をつけてね!」「元気でね!」という意味です。相手の健康や安全を気遣う意味合いが込められています。別れ際のあいさつとして使います。カジュアルな会話で使われ、相手を気遣う温かい言葉です。日常的に使える便利な表現です。
A: I’m leaving now. See you later!(じゃあ、行ってくるね。またね!)
B: Take care!(気をつけてね!)
まとめ
英会話初心者におすすめのフレーズを紹介しました。まずはシンプルなフレーズから覚え、会話の中で自然に使えるように練習してみてください!